石井博康

石井博康

作家の言葉

 「大地をはがす」とういうFRPを使った立体作品を精力的に制作していた時代から油画に移行して十数年。キャンバスに刷毛で絵の具を何層も何層も滑らすように重ねていく。その中に短く強く、ある時はたたきつけるようなストロークが絡んでいく。物質性と筆跡の身体性が作品の強度の源である。画面の上で生成的に混ぜ合わされつつある、しかし混ざりきらない色と形。それは観るものに即断を許さない。視線を立ち止まらせ凝視することを要求する。遅れてくる時間、整合性を逃れゆがんでいく空間。そうして手探りするうち、いつの間にか記憶の中を抽象的に彷徨う旅に放り出されるのだ。

1952 岡山県生まれ
1977 東京藝術大学油画科卒業
■ 主な個展
1979 ギャラリー・ヴィヴァン(東京)[83]
1983 ギャラリー山口(東京)[84、86,87]
1988 ぎゃらりぃセンターポイント(東京)
1999 フタバ画廊(東京)[2000、02,04]
2006  色彩美術館<菅原猛企画>(東京)
2010 Gallery 58(東京)
2011 GALLERYとわーる(福岡)
■ 主なグループ展
1988 「板橋INSTALLATION< 花>」板橋区立美術館
1989 「版概念< 過去・現在・未来を採集する版画>展」ギャラリーαM(東京) 
1992 「現代美術新世代展-清州・千葉92」国立清州博物館(韓国)中国湖北学院美術(中国、武漢)   
2005 「Japan/Wisconsin Arts Exchange」ウエスベンド美術館 (WI,USA)
2009 「表層の冒険者たち-Vol.4」CASO海岸通ギャラリー(大阪)
2010 「それぞれの< 0>2010展」銀座井上画廊
2011 「生まれるイメージ」山形美術館

■ 主な収蔵先
ニッセイ総合研修所(1989)
色彩美術館(2006)他 

販売価格は税別額無です

湿潤 '10-Sept.
162x130cm 油彩
¥950,000

コメントを残す