千葉照子 「虎のバター 4」 楮紙に藍、海藤樹脂、貝殻虫、油煙墨、方解石を膠彩
作品サイズ 15.6×15.6cm
作為を帯びる筆跡を極力削る。筆は、水張りという目的に於いて、初めて紙に接触する。このとき敢えて絵具を含ませ、筆跡を残し、ほぼこの工程だけで作品を完結させてきた(『濡れるとき』『ブルー・チーズ』)。
今回は紙に筆を触れずとも、上から垂らして絵具を紙に結合させる。全体の視覚的な抑揚を調整せず、紙を均一に濡らす目的に沿って、左から右へと色を交互に垂らす。
この連作は黄色を主体とした作品に始まる。
作品が乾く前、紙の上に盛り上がる黄色と白色の液が鬩ぎ合う姿を見て、これは、絵本『ちびくろサンボ』に出てくる、虎のバターかと思う。

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千葉照子 「虎のバター 3」 楮紙に藍、海藤樹脂、貝殻虫、油煙墨、方解石を膠彩
作品サイズ 15.6×15.6cm
作為を帯びる筆跡を極力削る。筆は、水張りという目的に於いて、初めて紙に接触する。このとき敢えて絵具を含ませ、筆跡を残し、ほぼこの工程だけで作品を完結させてきた(『濡れるとき』『ブルー・チーズ』)。
今回は紙に筆を触れずとも、上から垂らして絵具を紙に結合させる。全体の視覚的な抑揚を調整せず、紙を均一に濡らす目的に沿って、左から右へと色を交互に垂らす。
この連作は黄色を主体とした作品に始まる。
作品が乾く前、紙の上に盛り上がる黄色と白色の液が鬩ぎ合う姿を見て、これは、絵本『ちびくろサンボ』に出てくる、虎のバターかと思う。

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千葉照子 「虎のバター 1」 楮紙に藍、海藤樹脂、貝殻虫、油煙墨、方解石を膠彩
作品サイズ 41×53cm
作為を帯びる筆跡を極力削る。筆は、水張りという目的に於いて、初めて紙に接触する。このとき敢えて絵具を含ませ、筆跡を残し、ほぼこの工程だけで作品を完結させてきた(『濡れるとき』『ブルー・チーズ』)。
今回は紙に筆を触れずとも、上から垂らして絵具を紙に結合させる。全体の視覚的な抑揚を調整せず、紙を均一に濡らす目的に沿って、左から右へと色を交互に垂らす。
この連作は黄色を主体とした作品に始まる。
作品が乾く前、紙の上に盛り上がる黄色と白色の液が鬩ぎ合う姿を見て、これは、絵本『ちびくろサンボ』に出てくる、虎のバターかと思う。

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