中村陽子
具体的なものや前もってイメージした形を描写するのではなく、身体の動きそのものや絵の具の滴りなどを記録していくような作風をアクションペインティングと呼びます。この作家も自身の本能に呼びかけるように描くので同様なスタイルをもっています。しかし最大の特徴は、一度描いた形を最後に転写して完成させることです。転写は、結果が完全には予想できないという偶然性を伴った、ある種の賭けのような側面があります。
自分の内面を開放して得た成果を、転写という謂わば他者による変容ともいうべきプロセスで再構築した作品と考えることができます。この作品は、自己と他者の両方が内包されているところが大きな魅力だと思います。
アートジョイ作家インタビュー
東京都出身、1994年より個展を中心に活動を開始、2000-‘09年にニューヨークで発表。
<Exhibition 20011~2018>
2018 ・「日越現代美術展」ホーチミン市美術博物館(ベトナム)
・「非日常的ドローイング展」Shonandaiギャラリー (東京)
・「12ARTISTS」‐旅‐ATELIER・K artspace (神奈川)
2017 ・「表層の冒険」ギャラリー鴻(東京)
・「八色の森の美術展」池田記念美術館(新潟)
2016 ・「個展」Stepsギャラリー(東京)
・「The13th International Biennale of Miniature Art」(セルビア)
2015 ・「個展」ミキシム銀座(東京)
・「ODISHA BIENNALE 2015」 NIFT(インド)
2014 ・「版画みやぎ」仙台メディアテーク(宮城)
・「個展」ギャラリーAmano」(山梨)
2013 ・「個展」日仏会館/同時開催Doka Contemporary Arts(東京)
2012 ・「Shonandai MYギャラリー」(2010-‘11)(東京)
2011 ・「第6回ACKid 2011 /ヒグマ春夫企画コラボ」キッドアイラックホール&ギャラリー(東京)
杜の都・仙台ゆかり : ーーーー
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