新恵美佐子
作家の言葉
作家の言葉 新恵美佐子
ギタンジャリ
深いターコイズブルーで覆われている画面全体に水の流れもしくは雲、あるいは風が吹くような流れがあって、生命のライン(管)がイメージされる形体が描かれています。
幾たびも繰り返される生命を表現しました。
インドの文人ラビンドラナート・タゴールの詩「ギタンジャリ」、十数年前にインドで出会ったこの詩から深い感銘と影響を受けて描き始めました。
「昼となく夜となくわたしの血管を流れる同じ生命の流れが、世界を貫いて流れ、律動的に鼓動をうちながら躍動している。その同じ生命が、大地の塵のなかをかけめぐり、無数の草の葉のなかに歓びとなって萌え出で、木の葉や花々のざわめく波となってくだける。その同じ生命が生と死の海の揺籃のなかで、潮の満ち干につれて揺らいでいる。」
画家 新恵美佐子
(2009年 ART FRAGMENTS 15号より)
深いターコイズブルーで覆われている画面全体に水の流れもしくは雲、あるいは風が吹くような流れがあって、生命のライン(管)がイメージされる形体が描かれています。
幾たびも繰り返される生命を表現しました。
インドの文人ラビンドラナート・タゴールの詩「ギタンジャリ」、十数年前にインドで出会ったこの詩から深い感銘と影響を受けて描き始めました。
「昼となく夜となくわたしの血管を流れる同じ生命の流れが、世界を貫いて流れ、律動的に鼓動をうちながら躍動している。その同じ生命が、大地の塵のなかをかけめぐり、無数の草の葉のなかに歓びとなって萌え出で、木の葉や花々のざわめく波となってくだける。その同じ生命が生と死の海の揺籃のなかで、潮の満ち干につれて揺らいでいる。」
画家 新恵美佐子
(2009年 ART FRAGMENTS 15号より)
1998年にポーラ美術振興財団、在外研修員として渡印。インドでの滞在と出会いを通じて独自のスタイルを練り上げ、構築する。下地処理のない生のキャンバスに絵の具を染みこませるようにして描く。大作であっても立てたり寝かせたりする操作の中でダイナミックな効果が生み出される。独特の奥行きと光を感じさせる画面は見るものに忘れがたい時間と生命のエネルギーを吹き込む。
1963年大阪生まれ 1989年多摩美術大学大学院日本画科卒業
個展:ぎゃらりいセンターポイント、林田画廊、高島屋美術画廊、香染美術等
グループ展:第1回トリエンナーレ豊橋 星野眞吾賞展、明日の日本画を求めて、第4回天竜川絵画公募展ー準大賞ー、東京コンテンポラリーアートフェアー2008 <TCAF2008>、高島屋美術部創設百年記念Takashimaya Art Aquarium等国内外で多数
杜の都・仙台ゆかり : ーーーー
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