北村さゆり
作家の言葉
作家の言葉 北村さゆり
「続けること」
美術館の展覧会初出品から数えると、今年で三十二年目になります。昨年は十三ヶ月間宮部みゆきさんの新聞連載「迷いの旅籠」の挿絵を担当しました。作品制作と、小説の表紙や、文芸誌の挿絵を描いて生業を立てています。どちらかというと作品は生真面目すぎてアソビが少ないので、挿絵からは、学ぶ事が沢山あります。
私の日常にある等身大のモチーフ、植物や、ゆらゆらたわめく影や水を通して感じた事を表現しています。タイトル「映」は、「水面に映る」や「自分自身を映す」等々・・・という意味を含みます。形のないもの、色のないものは、気持ちを反映し、その時の気分に任せて描けます。
三十二年間 〝描く事〞が続いたのは私の宝であり、この先も表現に拘り続けたいと思います。
画家 北村さゆり(ART FRAGMENTS 50号より)
美術館の展覧会初出品から数えると、今年で三十二年目になります。昨年は十三ヶ月間宮部みゆきさんの新聞連載「迷いの旅籠」の挿絵を担当しました。作品制作と、小説の表紙や、文芸誌の挿絵を描いて生業を立てています。どちらかというと作品は生真面目すぎてアソビが少ないので、挿絵からは、学ぶ事が沢山あります。
私の日常にある等身大のモチーフ、植物や、ゆらゆらたわめく影や水を通して感じた事を表現しています。タイトル「映」は、「水面に映る」や「自分自身を映す」等々・・・という意味を含みます。形のないもの、色のないものは、気持ちを反映し、その時の気分に任せて描けます。
三十二年間 〝描く事〞が続いたのは私の宝であり、この先も表現に拘り続けたいと思います。
画家 北村さゆり(ART FRAGMENTS 50号より)
日々の暮らしの中に潜む情景のさりげない美しさを、光や影を効果的に取り入れたスタイルで明るく描く北村さん。挿絵や表紙 絵などの世界でも活躍中です。創画会春季展賞などを受賞されています。
1960 静岡県生まれ。高山市、名古屋市、藤枝市育ち。
1988 多摩美術大学大学院美術研究科修了
2001 平成13年度文化庁芸術インターンシップ(文化庁)
2003 平成15年度静岡県文化奨励賞(静岡県教育委員会)
小説本の表紙絵、新聞連載小説挿絵、文芸誌挿絵、等
宮部みゆき筆【迷いの旅籠】新聞小説挿絵(日本経済新聞朝刊)
【俳句講座 テキスト】(NHK出版)
西山克筆【中世不思議ばなし】月刊「ひととき」(ウェッジ)
松井今朝子筆 【麹町常葉庵月並記】「オール読物」(文藝春秋)
コレクション
静岡県立美術館、静岡県立藤枝西高等学校、藤枝県立藤枝東高等学校、山種美術館、 他
杜の都・仙台ゆかり : ーーーー
☆ 表示価格は税込です。
☆ 納期は入金確認後のめやすです。