由利孝氏　テクマトリックス株式会社 代表取締役社長

最高の顧客満足度と品質のあくなき追求を目指す

山田ちさと「Landscape連作」 92×117cm2枚、90×60cm2枚

　システムアリカさんの「大型アート・レンタル・プログラム」は複数の観点で優れたシステムだと思っています。10年前に品川駅近くの高輪に本社を移転した時もこのプログラムに基づき絵画や彫刻をエントランスや会議室に飾らせてもらいました。その後、順調に弊社の業績も拡大し、この度、泉岳寺駅近くの新しいオフィスに移転することが出来ました。今回も、迷うことなくシステムアリカさんに絵画と彫刻のレンタルをお願いしました。

　オフィスの移転は、企業にとっては大変大きなイベントです。金額的なインパクトも大きいですが、社員が伸び伸びと仕事をし、大事なお客様をお迎えするスペースを創る訳ですから、より良いオフィス環境を考える機会でもあります。一方で、華美にならず、センスを感じさせる居心地の良いオフィス空間を作ることは容易ではありません。天井、床、壁、窓の素材や形状と一体化したアートの展示は、オフィス設計の一部を構成しており、設計事務所による設計段階から、空間に溶け込んだ素晴らしいアートを提案してもらえるこのサービスは大変に有難いです。弊社のオフィスでは、オフィスのデザインとアートは一体化しています。今回は、オフィスのデザインに合わせ、若手作家の方には、新しい作品を描いてもらいました。システムアリカさんは、オフィス・デザインにおける重要なパートナーと思っています。

新山光隆「交差する視点t15-1」 60×180cm

　そして、レンタル方式を採用することにより、若手作家の方々に対して月々継続してその活動を支援することが出来るということも、このプログラムの優れた側面です。また、来客の目に触れることにより、作家の存在や作品をアピールできるギャラリーとしての機能を提供出来る点もサービスの利用企業としては嬉しいことです。アートを飾る企業側はその作品のオーラに包まれて、心地よさを体験し、作家は作品をアピールする場を得る。まさに、Win-Winの関係性を作り出すことが出来る優れたプログラムだと思います。

長田邦裕氏　伊藤忠アーバンコミュニティ株式会社　元代表取締役社長

「ありがとう」があふれてる会社

芝章文「起源説-3120294」 150×260cm

　システムアリカさんのアートレンタルのメリットは、オフィス等の中に気楽に絵画や彫刻を導入できることだと思います。気に入った作品を選んで日々楽しみ、ある程度月日がたったら新しいものに入れ替える、という気楽さがあります。私は以前勤務していた会社で10年ほど前から導入していますが、今の会社でも今年からエントランスや会議室に素晴らしい作品を入れて頂きました。

　特に１階にあるエントランスの大きな青い絵は、ビルのロビーからガラス越し見えるため、ビルに入居している他の会社の方々やそのお客様にも見て頂けるようになっています。その絵の前で足を止めてご覧になっている方を見かけると、私自身何となく誇らしく思われます。

山田宴三「Green001」 91×91cm

　ところで、システムアリカさんのアートレンタルのもう一つ素晴らしい点は、中村社長の「気鋭の若手芸術家の作品を少しでも世に出したい」という芸術家支援のお考えです。私はそのお考えに賛同してアートレンタルを継続させて頂いています。私自身は大学の建築科の学生時代に、授業で2年にわたり絵画と彫塑を学んだ程度ではありますが、作品を生み出す楽しさと苦しさを味わいました。建築デザインも同じですが、当時、自分の作品がどう評価されるかについて、本当に難しく思われたものです。そんなことを思い出しながら、中村社長が支援されている芸術家の方々とその作品をいつも楽しみにしています。

　システムアリカさんのアートレンタル事業が、今後益々多くの賛同者を得て拡大発展されることを祈念しております。