新山光隆
薄く溶いた絵の具を何度も重ねて深い奥行きを表現しています。水を注ぎ込むように作られる色面は、透明感があって積み上がっていく様子がイメージできます。しかしこの色面は浸透や対比により複雑に絡み合い、重層の順序が逆転して見えるようにも作られています。見る人の視点は画面の奥へ向かったり手前に戻ってきたり、絵の中で前後に揺れ動くような構成と言えます。
画面を流れたり走ったりする色面や線から感じられる作家のアクションと、浮いては沈み現れては消える色の層が、見る人を画面の中へと誘うような力を獲得しています。
1979年 神奈川県生まれ
2001年 拓殖大学工学部工業デザイン学科卒業
2002年 個展:小野画廊(東京、同05年)
2004年 「ART FIELD出版記念展」:あ~とじょいばるば(東京)
2006年 「アートプログラム青梅2006」:吉川英治記念館
2008年 個展:不二画廊(大阪、同09年・11年)
2009年 アジア国際美術サロン:ソウル市立美術館(韓国)
2011年 「東日本大震災復興支援チャリティーアート展」:gallery COEXIST(東京)
その他 国内外発表多数
杜の都・仙台ゆかり : ーーーー
☆ 表示価格は税込です。
☆ 納期は入金確認後のめやすです。