藤井美加子
作家の言葉
作家の言葉 藤井美加子
「新たな表現へ」
初個展から今年で画業三十年になります。主に風景画を描いてきましたが、
数年前からは、身近な花や、竹林などにもモチーフの幅を広げてきました。
常に、自然の中に身を浸す様に写生し、画室で日本画に描き起こしながら、目に見えない気配、空気感までも表現したいと制作を続けています。
五十歳を機に、「龍」を描くようになりました。それまで写生が作品の基盤でしたが、自由にその造形を作り出せる世界は、楽しくもありますが、作家としての技量を問われます。この新たな挑戦によって、水墨画の勉強も始めました。
今後も「新たな表現へ」常に挑戦し続けたいと思います。
画家 藤井美加子
ART FRAGMENTS 第53号掲載
初個展から今年で画業三十年になります。主に風景画を描いてきましたが、
数年前からは、身近な花や、竹林などにもモチーフの幅を広げてきました。
常に、自然の中に身を浸す様に写生し、画室で日本画に描き起こしながら、目に見えない気配、空気感までも表現したいと制作を続けています。
五十歳を機に、「龍」を描くようになりました。それまで写生が作品の基盤でしたが、自由にその造形を作り出せる世界は、楽しくもありますが、作家としての技量を問われます。この新たな挑戦によって、水墨画の勉強も始めました。
今後も「新たな表現へ」常に挑戦し続けたいと思います。
画家 藤井美加子
ART FRAGMENTS 第53号掲載
四季を楽しむ日本人は「風景の空気感」について「場所・時期の叙情性」を意識することが多く、形や量はあまり明確にしない。この特徴を体現したのが日本画だが、藤井作品の形は西洋的な透視図法の正確さも併せ持ち、日本画独自の素材感も楽しめるという作品としての質の高さがある。
また「水」は一つのテーマのようで滝や水辺を描いたものが多い。しかし具体的というより象徴的なイメージとしての「水」のように感じる。作家の旺盛な探究心と相俟って、力強さや広大さを予兆させるようなイメージとしても受け取れる。
1965 広島市生まれ。
1987 第13回春季創画展入選 (以降25回入選)
1987 14回創画展入選 (以降18回入選)
1988 多摩美術大学絵画科日本画専攻卒業
1987 セントラル日本画大賞展
1990 多摩美術大学大学院美術研究科修了
1994 春季創画展春季展賞受賞
1995 文化庁芸術インターンシップ研究員
1997 上野の森美術館大賞展
2002 菅盾彦大賞展(倉吉博物館)
2012 「風景画展」(新宿・佐藤美術館)
2014 dot.女性日本画家展(第2回都美セレクショ1987 ングループ展・東京都美術館)
他、個展、グループ展多数。現在 日本美術家連盟会員、創画会会友。
杜の都・仙台ゆかり : 展覧会(阿部敬四郎ギャラリー)
☆ 表示価格は税込額付きです。
☆ 納期は入金確認後のめやすです。